
「NEORIDERS NR-7、デザインも価格も魅力的だけど、風切り音がうるさいって本当?」
「インカムで仲間と会話したり、音楽を聴いたりしたいけど、走行中に聞こえるかな…」
「高速道路を走ることもあるけど、風の音で疲れてしまわないか心配…」
NEORIDERS NR-7の購入を検討しているあなたへ。その最大の懸念点の一つが「風切り音」ではないでしょうか。この記事では、900件以上の膨大な口コミの中から「風切り音」「静粛性」に関するリアルな声だけを抽出し、その実態と対策を徹底的に掘り下げていきます。
先に結論からお伝えします。多くの口コミを分析した結果、NEORIDERS NR-7の風切り音は「大きい」「気になる」と感じるユーザーが多数派でした。特に、時速40km~60kmを超えたあたりから顕著になるようです。
これは、価格を抑えるために、静粛性よりもデザインや基本的な安全性能が優先されている結果と考えられます。しかし、がっかりする必要はありません。その実態を理解し、適切な使い方や対策をすることで、NR-7の魅力を十分に享受することは可能です。
実際にNR-7を使用したライダーたちは、風切り音をどのように感じているのでしょうか。
「被り心地は概ね快適ですが風切り音がすごいです。インカムを使いたい方は40キロ以上になると風切り音しか聞こえないと思ったほうがよいです。」(2022年5月の口コミより)
「使用感については、走行ノイズが酷いですね。エアロ形状のせいかも知れませんが、風切り音が凄いです。高速道路を使用するときは、耳栓が必要かと考えます。」(2022年5月の口コミより)
「下道60k/mくらいなら風切り音 風の侵入などそんなに気にはなりませんが、高速で100k/mくらい出すと結構ヘルメット内に風が入って来ますし、風切り音もやかましいです」(2024年4月の口コミより)
このように、特に中~高速域での走行や、インカム使用時のネガティブな意見が目立ちます。一方で、「街乗りや通勤レベルなら気にならない」という声も一定数存在しました。
「70キロ以上のスピードが出ると、高音のヒューヒューと音が聞こえてきますが、僕は特に気にはなりません。」(2021年9月の口コミより)
なぜNR-7は風切り音が大きいと感じられやすいのでしょうか。口コミから考えられる主な理由は2つです。
NR-7には、顎下からの風の巻き込みを防ぐ「チンカーテン(チンガード)」が標準装備されていません。このため、顎周りの隙間から走行風がヘルメット内部に侵入しやすく、これが風切り音の大きな原因になっていると考えられます。
「顎周辺に限ってはスカスカなのでストローで飲み物を飲めるんじゃないか?ってくらいです。故に隙間風と風切り音が気になります」(2012年7月の口コミより)
「チンカーテンが無く下からの巻き込み風パネェ」(2022年7月の口コミより)
一部の口コミでは、シールドと帽体の間にわずかな隙間があり、そこから風や雨が侵入するという指摘がありました。シールド周りの密閉性が、高級ヘルメットと比較すると若干劣る可能性があり、これも風切り音の一因となっているかもしれません。
「シールドを閉めた時の密閉感はそれなりですね」(2024年4月の口コミより)
これらの構造的な特徴が、NR-7の風切り音に影響していると推測されます。しかし、これらの問題点は簡単な工夫で改善することが可能です。
「風切り音は気になるけど、やっぱりNR-7のデザインと価格は魅力的…」そんなあなたのために、コストをかけずにできる簡単な静音対策をご紹介します。
最も手軽で効果的なのが、ネックウォーマーやフェイスマスクを着用することです。これにより顎周りの隙間が物理的に埋まり、ヘルメット内部への風の侵入を大幅に減らすことができます。特に冬場の防寒対策と兼ねることができるため、一石二鳥です。
ホームセンターなどで手に入る薄手の「隙間テープ」をシールドの縁に貼ることで、密閉性を高める方法です。あるユーザーは「市販の隙間テープを貼るとかなり改善しました」と報告しています。見た目を損なわないよう、細くて目立たない色のテープを選ぶのがポイントです。
特に高速道路を長時間走行する際には、耳栓の着用が最も確実な対策となります。バイク用の高品質な耳栓であれば、風切り音のような不快な高周波音だけをカットし、エンジン音や周囲の環境音は聞こえるように設計されているため、安全性も損ないません。
NEORIDERS NR-7の風切り音は、価格を考えればある程度は許容すべき点と言えるでしょう。静粛性を最優先するライダーや、インカムでのクリアな会話を重視する方には、より高価格帯のヘルメットをおすすめします。
しかし、
という方であれば、NR-7の風切り音は大きな問題にはならない可能性が高いです。むしろ、その圧倒的なコストパフォーマンスとデザイン性の高さを考えれば、十分にお釣りがくる選択と言えるでしょう。
風切り音という弱点を理解した上で、賢く対策し、この魅力的なヘルメットをあなたのバイクライフに取り入れてみてはいかがでしょうか。