
驚異的なコスパで人気のNEORIDERS FX8。でも、「安いってことは、すぐに壊れたりしない…?」と、その耐久性が気になっていませんか?
ヘルメットは命を守る大切な装備。いくら安くても、すぐにガタが来てしまっては意味がありません。長く快適に使うためには、リアルな耐久性と正しいメンテナンス方法を知っておくことが重要です。
この記事では、FX8を実際に長期間使用したユーザーの口コミを徹底的に分析。「どこが壊れやすいのか?」「寿命はどれくらい?」といったリアルな耐久性から、愛用のヘルメットを1日でも長く使い続けるためのメンテナンス術まで、詳しく解説します!
結論から言うと、FX8の耐久性は「価格を考えれば十分満足できるレベルだが、いくつかの弱点もある」というのが多くのユーザーの共通認識です。多くのリピーターは「2〜3年周期での買い替え」を消耗品として割り切って利用しているようです。
まずポジティブな点として、「値段の割に作りがしっかりしている」という声が多数を占めています。
「3年前に購入、この度、再度購入。毎日使用なので耐久性としては〇です。とのこと(旦那)」(2020年8月の口コミより)
「購入から4年半くらいで、週に5日ほど使用しています。フェイスの開閉を行うのでチンガードベースの破損がありましたが。部品で調達できるので交換しました。それ以外は特に問題なく使えていますが...」(2021年12月の口コミより)
毎日使う通勤ライダーからも、数年間は問題なく使用できたという報告が上がっています。また、破損しやすい可動部のパーツが別途購入できる点も、長く使う上で心強いポイントです。
一方で、価格相応の弱点も指摘されています。特に声が多かったのは以下の3点です。
最も多く指摘されていたのが、可動部のネジや細かいパーツの劣化です。
「買い替えは細かいパーツの劣化が早いからです。」
「振動でシールドなどのねじが緩みやすい」
フリップアップやシールドの可動部のネジは、定期的な増し締めが必要なようです。これを怠ると、走行中にシールドが下がってきたり、パーツが脱落したりする原因になります。
特に雨天時に使用するユーザーから、バックル部分の錆びに関する指摘がありました。
「しっかり干さないとバックル?の金属部がさびやすいです。」
「バックル金具、塗装が甘いのか1年ちょっとで錆出す。(扱い方にもよる)」
雨に濡れた後は、しっかりと水分を拭き取り、乾燥させることが重要です。
便利なフリップアップ機能ですが、長期間の使用で保持力が弱まることがあるようです。
「しいて言えばチンガードの上げ下げが甘くなってきたときの、取り付け部のねじのゆるみぐらいです。」
「3年目、シールドなどのロック部破損。シールドがロックされず下がる。」(2020年8月の口コミより)
こちらも定期的なネジの増し締めで、ある程度は防げる可能性があります。
FX8の弱点を理解すれば、適切なメンテナンスで寿命を延ばすことが可能です。ここでは、製品情報と口コミを元にした、具体的なメンテナンス方法をご紹介します。
製品情報にもある通り、FX8は内装の取り外し・洗濯が可能です。汗や皮脂で汚れやすい夏場でも、清潔な状態を保つことができます。
洗濯のポイント:
口コミには「内装を外して洗えるのが良い」という声もあり、この機能は高く評価されています。
口コミで最も多く指摘された「ネジの緩み」。特にフリップアップやシールドの可動部は、定期的にチェックし、プラスドライバーで優しく増し締めしましょう。締めすぎるとパーツが破損する可能性があるので注意が必要です。
雨の中を走った後は、必ずメンテナンスを行いましょう。
この一手間が、錆びの発生を大きく防ぎます。
シールドの汚れは中性洗剤を薄めた水で洗い、柔らかい布で拭き上げます。傷が目立ってきたら、安全のためにも交換しましょう。FX8は交換用シールドが手頃な価格で手に入るのも大きなメリットです。
「シールドの交換も手軽にできました。」
NEORIDERS FX8は、高級ヘルメットのように何年もノートラブルで使える製品ではないかもしれません。しかし、その弱点を理解し、愛情を持って定期的にメンテナンスを行えば、価格からは想像もできないほど長く、快適に使い続けることが可能です。
「ヘルメットは消耗品」と割り切りつつも、せっかく手に入れた相棒とは1日でも長く走りたいもの。基本的なお手入れを習慣にして、FX8の驚異的なコストパフォーマンスを最大限に引き出してあげましょう!