
コスパ最強と名高いシステムヘルメット「NEORIDERS FX8」。その多機能性と価格に惹かれているけれど、「インカムは取り付けられるの?」という一点で、購入をためらっていませんか?
ツーリング仲間との会話やナビ音声、音楽を楽しむために、今やインカムは必須アイテム。もしFX8にインカムが付けられないとしたら、それは大きなデメリットですよね。
この記事では、そんなあなたの疑問に答えるべく、1500件以上の口コミの中から「インカム取り付け」に関するリアルな声だけを徹底調査。 なぜ取り付けが難しいのか、それでも付けたい場合の加工方法、そして現実的な代替案まで、専門的に深掘りして解説します!
いきなり残念なお知らせですが、膨大な口コミを分析した結果、NEORIDERS FX8へのインカム(特にスピーカー)取り付けは、無加工の状態では「ほぼ不可能」というのが結論です。
このヘルメットを購入し、インカムを取り付けようとした多くのライダーが壁にぶつかっています。そのリアルな声を見てみましょう。
FX8のインカム非対応問題は、主にスピーカーを設置するスペースに起因します。
「このヘルメットにもインカムを取り付ける予定で新しく購入したのですが、無理でした。今時のヘルメットにはインカムスピーカー取付用の凹みがあるのですが、このヘルメットのは逆に出っ張りがあり、取付出来ません。一度テープで仮止めして取付けて見たのですが、耳がすぐに痛くなってしまいました。」(2025年5月の口コミより)
「インカム等をつけるスペースが無く、つけると耳の辺りを中心に圧迫されるので痛くてつけられない事だけですね。ほかは一切不満がなくいい感じです。」(2024年2月の口コミより)
「耳周りにスペースが無くて、インカムのスピーカーが装着不可」(2021年12月の口コミより)
このように、多くのユーザーが「スピーカー用の凹みがない」「スペースが狭すぎる」「むしろ出っ張りがある」と指摘しています。スピーカーを無理やり装着すると、耳が圧迫されて激しい痛みを伴い、安全な運転に支障をきたすため、無加工でのインカム使用は断念せざるを得ない状況です。
ショップ側もこの問題は認識しており、あるユーザーが問い合わせたところ「安全上、凹み加工は無理であるとの回答がありました」とのこと。ヘルメットの構造上、後から加工することも推奨されていません。
標準での取り付けは不可能。しかし、中には自己責任で内装を加工し、インカムを取り付けているユーザーもいるようです。
口コミの中には、内装の発泡スチロールを加工してスペースを確保したという声がありました。
「かなりきつかったですが何とかかぶる事は出来ました。しかし、こめかみ辺りが痛すぎて汗が出るほどだったので、ハンマーで内側の鋭角な部分をなだらかに加工しました。強度が落ちるのでやりたくなかったですが。加工後は何の痛みもなく装着出来ています。」
「インカムなどのスピーカーは、装着できませんね。耳の部分は加工(削らないと)しないと埋め込めません。」
これは、耳に当たる部分の発泡スチロールを削ったり、潰したりしてスピーカーが収まるスペースを物理的に作り出す方法です。しかし、この方法はヘルメットの安全性を著しく損なう可能性があり、メーカーも推奨していません。万が一の事故の際に十分な保護性能を発揮できなくなるリスクがあるため、決してお勧めできる方法ではありません。
では、FX8の魅力は捨てがたい、でもインカムも使いたい…というライダーはどうすれば良いのでしょうか。いくつかの代替案が考えられます。
NEORIDERS FX8は、その驚異的なコストパフォーマンスと、メガネユーザーへの配慮、フリップアップやインナーシールドといった多機能性で、非常に魅力的なヘルメットです。
しかし、インカムの取り付けに関しては、明確なデメリットが存在します。
もしあなたが、
ということであれば、FX8はあなたのバイクライフを豊かにする最高の相棒になるでしょう。一方で、仲間とのツーリングでインカムが必須という方は、購入前に慎重な検討が必要です。
このヘルメットの素晴らしい点を理解した上で、ご自身の使い方に合っているかを見極めてみてください。